ナナミノキ

密生した深い緑の葉の中から大きさ1㎝足らずの真っ赤な実がたくさん顔を覗かせています。

ナナミノキです。モチノキの仲間なので雌雄が別で実が生っているのは雌の木です。

静岡県あたりから西に分布しますが、新宮市在住の専門家の方は紀南地域では見ないとおっしゃってたので、県南部には生育していないようです。

ナナミノキのタネは樹上では成熟せず、野鳥に食べられて地面に落とされた後、土中の適当な湿度環境の中で一年かけて熟していきます。ですから発芽は地面に落ちて一年以上たってからというのんびり屋さんの樹木です。

バリアフリートレイル沿いにはこの赤い実を手に取って見られる場所があります。