オニユリ
毎年この時期になるとデッキ脇の植え込みにオニユリが咲きます。
三倍体といって遺伝子が3本ある植物で、このタイプの植物は種子を作りません。そのため、ゆり根か茎に付いている黒っぽいムカゴで増えます。日本全国で見られますが森の中に広がることはないので古い時代に大陸から持ち込まれた帰化植物である可能性も指摘されています。
よく似たコオニユリは2倍体で種子を作るのでムカゴは付きません。こちらは護摩壇山などでも見られ、在来種と考えてよさそうです。
オニユリのゆり根は美味しく食べられます。ちなみに、年末になって出回るゆり根はコオニユリから品種改良されたユリの根。
げんきの森のこの個体はイノシシにゆり根を荒らされることもなく、もう20年以上も咲き続けてくれています。