ノコンギク
秋は菊の季節。
げんきの森でもリュウノウギク、ヤクシソウ、シラヤマギク、キクタニギクなどいくつかの菊の仲間が咲いていますが、その中で最もよく見られるのはノコンギク。
よく似たヨメナはタンポポのようにタネを風に乗せることができませんが、ノコンギクは立派な冠毛を持っていて、ふわふわと風に乗せてタネを遠くに運んでもらいます。
これは、湿った土地が好きなヨメナは現在の生育環境からあまり離れたくなくて、タネを風に乗せない姿になっており、少しくらいの乾燥はへっちゃらなノコンギクは思い切ってあちこちにタネを運べるように冠毛を持っているのだと考えられています。
ノコンギクの種が飛び出すのはまだ少し先。
今は淡いブルーの美しい花をお楽しみください。