アメリカネナシカズラ
直径数ミリの小さな白い花を付けているツル植物です。ツルの色は淡い黄色で葉はありません。光合成をしない植物なのです。
光合成をしなくてどのようにして生きているのでしょう。
実は、この植物は他の植物に巻き付き、そこから養分や水分を奪い取って生きている完全寄生植物の一つなのです。
花が咲いているということは秋にはちゃんと実がなり、来春には種が発芽します。発芽直後は根もあり自分の力で成長するのですが、他の植物に巻き付き、そこから養分などを吸収する体制が整うと根がなくなってしまいます。
写真のアメリカネナシカズラは管理道奥の「森の広場」に生えているメドハギに寄生しています。探してみてください。