森の中でマンリョウの実が赤く色づいています。漢字で書くと万両。縁起のいい名前なので庭木や盆栽に喜ばれる樹木です。
ヤブコウジの仲間で、ヤブコウジの方は背も低く実も小さいので少し値打ちが落ちて十両と呼ばれています。
赤い実は野鳥たちへのアピール。野鳥に食べてもらって種子を広げてもらう戦略です。
葉の縁はもこもこした感じで膨らんでいます。この部分に空気中の窒素を固定する細菌を住まわせているのです。ここで、固定された窒素はマンリョウの栄養として使われます。自分で栄養補給できるたくましい樹木なのです。
マンリョウは管理棟裏にも1本植えられています。