葉を落としてスッキリした雑木林。
 落葉樹の枝には春を待つ冬芽がたくさん付いています。
 今週は冬芽の姿を観察してみましょう。
 左はコナラの冬芽。枝の先のふくらんだ部分が冬芽ですが、よく見るとたくさんの小さな鱗のようなもので覆われています。この小さな鱗は冬の寒さや乾燥、それに紫外線から大切な冬芽を保護するためのもので、このような冬芽を「鱗芽」といい、わずかな例外を除いてげんきの森の樹木の多くの種類の冬芽はこのタイプです。
 右の写真をごらんください。これはムラサキシキブの冬芽。小さな葉が露出したままのように見えるこの冬芽を「裸芽」といいます。げんきの森でこのタイプはムラサキシキブに加えてウルシの仲間やアカメガシワなど少数派。鱗を作る必要がないので省エネになりそうですが、一番外側の葉は防寒用の葉で、春になっても十分成長することはありません。
 このような冬芽の姿は、樹木ごとの冬越しの戦略のひとつ。小さな冬芽を観察は冬の里山散策の楽しみの一つです。






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