写真はカシノナガキクイムシの被害を受けた管理棟裏のウバメガシ。
 細かい木くずが幹に穿たれた小さな穴から噴き出ています。
 穴はつまようじがやっと入るくらいの小さな穴です。
 彼らは背中に菌類を持っていて、もぐりこんだ木にその菌を植え付けるのですが、幼虫はその蔓延した菌糸を食べて成長するのです。
 菌を植え付けられた木はその菌糸を異物と判断し、それを攻撃するための物質を作るのですが、その反応が過剰になって作りすぎるとその物質が水を通す道管に詰まって木が枯れるようです。
 コロナでよく耳にする免疫暴走に似た反応です。 ちなみに、ウバメガシは免疫暴走が起こりにくいのか、めったに枯れません。





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