げんきの森のコナラにおかしな芽吹きがあちこちで見られます。12月も終わろうというのに、幹や枝のいたる所から新緑の葉を展開しているのです。台風21号以降の現象です。
 これは、園芸用語では「胴吹き」と言われています。強風でコナラの樹体が揺すられ、その揺れで細かい根がちぎれてしまったため、高い梢まで十分な水分を送ることができなくなり、仕方なく低い位置の幹や枝で休眠させていた芽をスクランブル発進させて葉を広げ、少しでも光合成をしようとしているのです。
 こうしたコナラは、だんだんと高い梢から枯れが進んできます。樹木全体が枯れてしまうかどうかは、まだわりません。
 台風の後遺症は様々な場所に現れていますが、前にも書いたように、これは見方によれば森の新陳代謝にあたるのかもせしれません。自然の仕組みは私たちの単純な価値観でははかれない複雑さを持っているのです。
 写真のコナラはバリアフリートレイルから見上げられます。
 





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