小春日和の里山を歩いていると、サツマイモのような紫色のきれいな実が落ちているのを見つけました。直径6~7cmほど、長さは大きな物で10cmほどもあります。
 この実はムベ。アケビの仲間です。
 アケビは9月頃に熟した実が開き小鳥の餌になりますが、ムベは熟しても実は開きません。写真のように閉じたまま地面に落ち、タヌキやイノシシなど動物の餌になってタネを運んでもらいます。そのためか、アケビの皮が苦いのに対し、ムベは皮も甘いのです。皮ごと動物に食べてもらうことを意識しているのかもしれません。
 県北部ではムベのことを「ふゆび(冬アケビの略)」と呼ぶ地域もあります。寒くなったこの季節に熟すからです。
 まだ、木の枝に巻き付いたツルにぶら下がっている実もあちこちで見られます。  里山散歩の折は、地面だけでなく頭上も気にしながら歩いてみるのも楽しいものです。

 





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