この季節の花といえばやっぱりヤブツバキ。
 日本の植物の中で、ハチやチョウなど昆虫に花粉運びを頼る植物は春から秋に花を咲かせます。
  こんな寒い冬に花を咲かせても誰も訪れてくれそうにないはずなのに、ヤブツバキは堂々とこの寒い季節に花を開きます。いったい誰に花粉を運んでくれるのを期待してるのでしょう。
  先日、椿の花の側でしばらく佇んでいるとチーチーというかわいい声が聞こえてきました。メジロです。冬のメジロは枝に残る熟柿、ミカンなどの果汁や、ウバ メガシの樹液などをなめていますが、ヤブツバキの蜜も喜んでなめます。この時、 体にいっぱい花粉をくっつけて花から花へ運んでいくのです。
  東アジアから東南アジアの暖かい地域に分布するツバキ科の植物の中で、昆虫ではなく野鳥と仲良くすることで花粉を運んでもらえるようになったヤブツバキは寒い日本の冬でも花を咲かせることができるのです。
  ヤブツバキは西展望広場付近でたくさん見られます。

 





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