今月は卯月。この月に咲く、卯の花(うのはな)と呼ばれる花があるのをご存じでしょうか。図鑑にはウツギという名前で掲載されている植物です。

 文部省唱歌で有名な歌人の佐佐木信綱さんが作曲した「夏は来ぬ」をご存じの方はそれなりの年代の方だと思いますが、その冒頭に「卯の花の匂う垣根に・・・」と歌われている植物です。 乾燥にも刈り込みに強い植物なので、お隣との土地の境界によく植えられたので先ほどの歌詞ができあがったのでしょう。
材は固く木釘として和箪笥を作るときに使われていたので垣根のウツギも刈り取って木釘用に販売しました。木釘は鉄とは違い木釘を打ってからかんなで削ったりもできたので重宝したようです。

 ウツギは幹の内部が中空なので「空木」からついたという説が有力ですが、釘として「打つ木」から付いたという説もあります。 こちらもけっこう有力だと思います。
紀州備長炭の炭焼きさんは、窯の入り口で熱く焼けた煉瓦や石をつまみ出すのに直径5〜6cmに育ったウツギの木を1m程に切って、その中程まで半分に割ったものをトングのように使っていました。 熱に強い木なのだそうです。

 管理棟前の植え込みで美しい花を咲かせているのでぜひご覧になってください。










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