早春、げんきの森で最も早く咲く花はヤブツバキですが、それに次いで咲くのが赤紫の小さな花、イヌガシです。

 イヌガシは樫の仲間ではありません。 常緑でカシによく似たつややかな葉を持つためこの名が付いていますがクスノキ科の樹木。 「イヌ」とはよく似ているけれど違う場合に接頭語としてよく使われる言葉です。
イヌガシは紀ノ川より南の暖かな地域に多い樹木ですが、げんきの森にも少しだけ見られます。 今のところ確認されているのは2本だけ。 広い公園内のすべてを調べることはできないので、もっとある可能性はありますがこの公園では珍しい植物の一つです。

 雌雄異株といって、イチョウのように雄の株と雌の株がある樹木です。 この株は雄株で写真の花にはおしべがたくさんあります。 もう一カ所の株は雌株なのですがけっこう離れているので蜂は花粉を運んでくれないようで実はなりません。一昨年、倶楽部員が花粉を運び受粉させて実らせたことがあるだけです。

 写真の雄株はわんぱくの森エリアの遊歩道沿い、雌株は大谷新池からヒノキ谷に入っていったスギ林の中にあります。





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