写真の花はみなさんご存じのホタルブクロ。

 梅雨の季節に咲く釣鐘のような形が独特の白い花です。

 キキョウ科の多年草で、園芸植物として親しまれているカンパニュラとは親戚関係になります。
かつては道ばたのどこにでも見られましたが、里山の減少と外来植物の繁殖で姿を消してきました。

 釣鐘状の花の中を覗くとこん棒のような雌しべがありますが、雄しべは見られません。雄しべは蕾の内にしおれてしまいますが、しおれる前にこん棒のような雌しべの回りに花粉を付けており、蜜を吸いに寄ってきたマルハナバチなどの体に花粉が付いて他の花に運ばれるという、珍しい仕組みの花です。

 ゲンジボタルの飛ぶこの季節にちょうど花を開き、この花の中に蛍を入れて提灯のようにして楽しんだ経験のある方はもう少なくなったかも知れませんが、黄緑の蛍の光が白い花びら越しに漏れるさまはなんともいえません。

 げんきの森に蛍はほとんどいませんが、根来寺から大谷川に沿って登ってくる蛍はたまに見られます。

 ホタルブクロはこの蛍が登ってくる炭焼き小屋周辺で、今、見ごろを迎えています。





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