元々、げんきの森にはササユリがたくさんありましたが、公園がオープンしてこの森を訪れる人が多くなってくると、この花を持ち帰る人も出てくるのかだんだんと減ってきました。

 私たちは、なんとかササユリを増やそうと、今から5年前、この森のササユリの未熟種子を日高川町のバイオセンターに持込み、バイオテクノロジーの手法で球根を増殖して頂きました。それから2年後、里帰りした100個の球根は管理棟近くのやせた赤土斜面に植えられました。

 ササユリは繊細な植物で、その土地に棲む菌類に受け入れられないと生きていくことができません。無菌の環境で育てられたバイオササユリの球根の多くはその環境に適応できず多くが枯れました。しかし、生き残った10株の球根の内、毛虫の食害を逃れた6株が今年も花を咲かせてくれました。

 私たちはその後2年間100株ずつ、つごう300球の球根を植えています。生き残る確率は低くても、倶楽部員の熱心なお世話もあって確実にげんきの森のササユリは増えつつありるのです。

 厳しい環境に生き残ったササユリたちを今年も暖かく見守ってください。





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