二つの花の写真を見比べてみて下さい。

 片方の花は4本の雄しべがあり、細かい花粉を出しています。雌しべは退化して見あたりません。もう片方の花には中央に大きな雌しべがあり、周りを囲む4本の雄しべは薄っぺらな形だけの雄しべで花粉を作っていません。
これは、冬になると真っ赤な美しい実を着けるソヨゴという樹木の雄花と雌花です。花粉を作ってる方がもちろん雄花で、よく見ると、1本の軸から1つの花と4本のまだ咲いていない蕾が伸びているのがわかります。雌しべがある方は雌花で長い軸の先に花は一つです。

 雄花は花粉を作るためにたくさん花を咲かせ、花粉の生産が終わると落ちてしまいますが、雌花は受粉するとそのまま成長して真っ赤に熟した実にならなければいけないので、大切に育てられるためにあまりたくさん咲かせません。

 ソヨゴはモチノキの仲間で雄と雌が別の木に分かれています。どちらも大きさ数mmの小さな花ですが、緑の葉の間にきれいに咲いています。見つけるのが難しい小さな花だけに見つけた時の喜びはひとしお。

 梅雨の雨粒が小さな花を散らせる前に、ぜひ、探してみてください。

 ソヨゴは西展望台手前にたくさんあります。





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