ヤマザクラが咲き始めたげんきの森ですが、今年もあちこちに枯れ松が目立ちます。

 松食い虫の仕業です。

 最近、この枯れ松の樹皮をめくって幹を突いた跡があちこちに目立つようになってきました。どうやら、アオゲラという大型のキツツキがマツノマダラカミキリというカミキリムシの幼虫を突つき出して食べているようです。

 松枯れの原因は一般的に松食い虫といわれていますが、松食い虫という虫はいません。松を枯らせるのはマツノザイセンチュウという長さ1mm程の線虫。
その線虫をマツノマダラカミキリが枯れ松から生きた松に媒介して被害が広がっているのです。

 昨年夏に枯れ始めたアカマツに産みつけられたマツノマダラカミキリの卵は幼虫で越冬し、6月になるとふ化して体に線虫を付けて飛び立ちます。
ですから被害の蔓延を防ぐため、私たちは毎年5月までに枯れ松を切り倒して燃やします。
ところが、カミキリムシの幼虫はアオゲラの大好物。暖かくなってうごめき始めた幼虫をせっせと食べてくれるアオゲラの餌をできるだけ奪わないように、私たちはこの枯れ松伐採を4月中旬以降に行っているのです。

 管理棟裏のアカマツ林でこのキツツキの食痕は見やすくなっているので、伐採されるまでに観察してみて下さい。





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