ツマグロヒョウモン (たてはちょう科)

食餌植物 スミレ類
越冬態 幼虫
成虫活動期 3月〜12月

ツマグロヒョウモン(牡)

ツマグロヒョウモン(牝)

 オレンジ色の地に黒点をたくさんちりばめた大型のタテハチョウであるヒョウモンチョウ類はみな、スミレ類を幼虫の食草とする草原性の種類です。

 根来山にはこのツマグロヒョウモンとミドリヒョウモンが見られます。
 殆どのヒョウモンチョウ類が、野生のスミレの成長に合わせ卵で越冬し、花期を終え葉が伸びる5月ころに一挙に成長し6月ころに一斉に羽化するのですが、このツマグロヒョウモンだけは幼虫の姿で越冬します。 

 ですから園芸植物として植栽され冬も花を付けるビオラやパンジーに産卵するのは専らこのツマグロヒョウモンです。

 他のヒョウモンチョウ類が暑さに弱く、盛夏には「夏眠」してしまうのに対し、このツマグロヒョウモンだけは盛夏でも元気に飛び回っています。

 それにこのチョウの♀は、熱帯性の毒チョウ・カバマダラに姿を似せて鳥などに食べられないようにして(擬態)います。どうやらこのヒョウモンチョウは、熱帯起源のチョウのようです。