オオムラサキ(たてはちょう科)

食餌植物 エノキ、エゾエノキ
越冬態 幼虫
成虫活動期 6月〜8月


 ご存知「日本の国チョウ」であり、里山薪炭林の象徴です。

 根来山には毎年安定した個体数で出現していますが、和歌山県下では大変に少なくなってしまっており、根来山の里山自然の指標生物として、大切に保護してゆきたい昆虫の代表です。

 6月中旬、♀より1週間ほど先駆けて羽化した♂成虫は尾根に登り、縄張りを主張します。 自分の縄張りに侵入してきたものは同じオオムラサキは勿論、小鳥でさえも追い出そうとします。ですから羽化後1週間もすると、♂のキレイなハネはボロボロになってしまいます。

 遅れて羽化し同様に尾根に登ってきた♀が自分の縄張りに入ってくると追尾飛行をしながら求愛をし交尾を行います。

 ♂が死に絶えた後、体内に受精卵ができた♀は、谷間の湿潤で気温変化の少ない場所に生えたエノキに産卵を行います。