オオムラサキの親戚筋のタテハチョウで、オオムラサキ同様エノキの葉を幼虫が食べます。オオムラサキ同様エノキの根元の落ち葉の下で幼虫が越冬し、オオムラサキより若干速い5月中旬に羽化を始めます。 アゲハチョウ類なども春型と夏型が出て、春型のほうが夏型より一回り小さいのですが、このゴマダラチョウは夏型のほうが春型より一回り小さいです。 さなぎで越冬し春一番に羽化するアゲハチョウと違って、長い越冬から目覚めた幼虫がエノキの若葉をたらふく食べて成長するゴマダラチョウは、春型が大きいのでしょう。